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『デザインのルール、レイアウトのセオリー』を読んだ

デザイン系の本2冊目という感じで、しばらく前に読んだ。

先日学会でポスター発表をする機会があったので、ポスター制作にあたってなんか参考になるかもしれないと思って読み直したんだけど、この本は基本的にグラフィックポスターや雑誌的な書面のレイアウトを対象にしているので、アカデミックポスターには正直言ってあんまり役に立たなかった。グラフィックデザインの手法や原則を解説する本だと表紙に書いているので当たり前なんだけど。

広告的グラフィックポスターでは基本的に広告対象に興味を誘導できれば良いという感じがあるけど、アカデミックポスターの場合は興味を惹くだけではだめで、ポスターを読めばその内容までなんとなくわかった気分になってもらえるようにする必要がある。
この本がアカデミックポスターにはあんまり役に立たない気分になったのはその辺にあるような気がしていて、アカデミックポスターは基本的に紙面に対してコンテンツ量が多くてレイアウトの自由度が低くなりがちで、そうするとこの本で解説されている手法たちを適用できる余地があんまりなくなってしまう。
デザイン力高い人たちはその中でもイケてる感じに仕上げることもできるのかもしれないけど、自分のような素人がこの本を読んだだけでそこまでするのは厳しい。
アカデミックポスターでも、画的に華々しい分野や研究ならばグラフィックデザイン的な手法が大いに役立ちそうではあるが、自分の分野は残念ながらそんな感じでもない。

とはいえ、普通にグラフィックデザインをやるような場面では参考になる点がたくさんあるとおもう。が、自分がグラフィックデザインをやるような場面はそんなにないような気もする。同人誌つくる時くらいか。


次に読むならUI系なデザインの本(『誰のためのデザイン?』とかそういう系)を読むべきなのかもしれない。あんまりやる気がでない。
それよりは美術っぽい本を読みたい(デザイン系ではない気がするけど)。
とりあえず『美術の物語』は卒業してAmazon studentじゃなくなる前に買う。

TOEIC

TOEICうけた。今後またしばらくは受けないとおもう。
今回の会場は教員研修センターとかいう遠い方の会場だったからテンション下がった(昔教員研修センターに当たった時はやる気を失い欠席した)が、今回はちゃんと受験した。ただ、距離の見積もりを誤って結構ギリギリに着いて「まあ間に合ったな」とか思ってたら、会場内のすごく奥まった場所の駐輪場に誘導されたので結局会場内で走る羽目になって汗だくで息も上がってる最悪な状態で受付した。

出来は相変わらずよくわからないけど、問題は12月のやつより簡単な問題が多かったような感じがした。一応これまで受験したTOEICのスコア履歴は単調増加してきてるので、今回も微増でいいから上がっててほしい。

一応の(言うだけ)目標の860いってたらサイコーだけどそこまでは期待は出来ない気がする。


追記 895 (L:465, R:430)だった。単調増加してたので良かった(小学生並みの感想)。目標超えてたしいいんだけど、こうなるとあと5点あればみたいな気分になる点数。
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PowerPointのスライドからアニメーションがステップ毎に分かれたpdfをつくる

問題

PowerPointでは、クリック毎に要素を表示するようなアニメーションなどを1枚のスライド内でのPowerPoint側のアニメーション機能を用いて行う事が多い。

しかし、PowerPoint 2016 (for mac)では、PDF出力があまりリッチではないようで、アニメーション終了時の状態のスライドだけがアウトプットされる、いわゆる普通のPDF出力しかない (ちなみにKeynoteにはアニメーションの各ステップを出力するオプションがついてるらしい)。

出来ること

以下のようなスライドをf:id:enerick:20160123105731p:plain

以下のように分割する(元のアニメーションつきスライドは非表示&全スライドに同一発適用)。f:id:enerick:20160123105838p:plain

注意:今回紹介する手法では箇条書きのアニメーション表示は適切に分割できない。
箇条書きは一つのテキストボックスオブジェクトなので、オブジェクトの表示・非表示状態を分割基準にしている今回紹介するスクリプトではテキストボックス内の部分的な表示・非表示状態を区別できていない。今回の自分の用途ではそういう使い方がなかったので困らなかったが、暇があったらスクリプトを改良したい。スクリプトgithubにも上がってるみたいなのでforkしたりPRなげたりできる。

調査

調べたところ、アニメーションをステップごとに別スライドに分割するアドインは見つかったりしたものの、mac版のPowerPointでアドインをどう使うのかぶっちゃけ全然わかんなかった。ロードしたらリボンにアドインが出現すると思うんだけど、出現しない。

なのでアドインを使う手法は一旦放置してもうちょっと調べたところ、

というstackoverflowの質問が出てきた。この質問には2つ回答がついてて、一つはやっぱりアドインを使った解決策を提示してるんだけど、もう一方はVBAマクロを掲載しているブログを紹介している。しかも、

In any case, for OSX it's the only working solution I've found so far.

とか言っていて信頼度が俄然上昇する。回答日2015年の8月だしこれはいける気がするぞということで、回答内で紹介されている

Neil Mitchell's Haskell Blog: PowerPoint -> PDF (Part 2)

のマクロを使ってみたところいい感じだったので紹介する。冒頭の結果はこの記事内のマクロを使っている。

やり方

パワーポイントと格闘する人は大体疲弊していて何も考えたくない状態になっていると思うのでスクリーンショットまみれで説明する。環境はMac

  1. メニューバーから マクロ>Visual Basic Editor を開く

    f:id:enerick:20160123110316p:plain

  2. エディタのウィンドウが開くので、自分のスライドのVBAProjectを右クリックしてModuleを追加する。

    f:id:enerick:20160123110618p:plain

  3. 追加されたModule1を開き、Neil Mitchell's Haskell Blog: PowerPoint -> PDF (Part 2) のThe Code以下のソースコードをコピペするf:id:enerick:20160123111100p:plain

  4. エディタを閉じる
  5. リボンのViewからMacrosを開く(AddElements, RemElementsがいる)
    f:id:enerick:20160123111424p:plain
  6. AddElementsを選択してRunすると、元のスライドが非表示になり、アニメーションが展開されたスライドが生成される。f:id:enerick:20160123105838p:plain
  7. 展開されたスライドにはアニメーションは含まれないので、これからPDFを生成する。(PP2016 for macのExportには非表示スライドを除外するオプションがないみたいなので、非表示スライドたちを一旦全て選択→削除してPDFを生成した後、Undoで非表示スライドたちを戻すというやり方をした)

  8. Undoをするか、もう一度Macorsを開いてRemElementsを実行すると展開されたスライドたちが消えて元のスライドたちの非表示状態が解除されて元通りになる。すばらしい。

問題点

  • 箇条書きのアニメーション(1つのテキストボックス内でのアニメーション)が、ちゃんと動いてない。つまり例に使ったスライドで、ちゃんと動いてない(!!!)よく見ると枚数はアニメーションのステップ数の通り複製されているが、テキストボックスが一部表示でなく全部表示になっている。
  • ふつうにスライドを展開するという手法なので、ページ番号をふっている場合、展開後のスライドのページ番号が元のスライドとは展開の数によって変わる。

 

『レイアウト、基本の「き」』を読んだ

デザインについての書籍などを読んだ事がなかったので、最初の一手として『レイアウト、基本の「き」』を読んだ。

 超初心者向けというだけあって、この本に書いてあることを一通り守ってレイアウトを組めばそれっぽくなりそうだなーという感じがしてよかった。

個人的には、文字組みと色についての話が一番勉強になった。

 

自分は「超」初心者ではないような気がしていたので、どうなんだろうと思っていたけど、買ってよかったとおもう。レイアウトを考える機会にはその都度持ちだして確認しながらやりたい。

TOEIC

久しぶりにTOEICを受けた。

今回のスコアを使うあては特にないので、TOEIC対策などは行わなかった。昔受けたスコアからどういう変化をしているかを知るための受験という感じかもしれない。

会場は前に受けた場所と同じだったけど部屋が違ったので、適当に受付に行ってはたらい回しにされるというのを3回繰り返した。

 

TOEICの形式は覚えていたものの、前回の手応えみたいなものは完全に忘れていたので、スコアが出るまでは成績がどう推移したかはぶっちゃけわからない感じだった。

ただ、昔受けた時はReadingセクションは一応全部解き終わっていた気がするけど今回は最後の1題(5問)を読む時間がすっぽり取れなかったので、スコアは上がっていてほしいけどなんだか怪しそう。

 

前回のスコアは775 (L: 410, R: 365) で今回の目標スコアは切り良く800ということにしているので、結果がわかったらまた日記を書く(と思う)。めっちゃ下がっていたりしてショックだったら書かないかもしれない。ちなみに3月にもまた受験する予定で、その時は860が目標ということにしている。

ググったところ今回の結果がインターネッツでわかるのは2016/1/4あたりらしい。

 

追記 : 805 (L:415, R:390)だった。ギリギリ目標達成だけどこの伸び具合ではTOEIC対策なしで3月に860は期待薄かもしれない。

先月からぼちぼちインターネッツ英会話をやってるんだけど、今月は忙しすぎてあんまりできてなかったので、視聴でカバーしようと思って前に話題になってたVerblingを観たりしていた。

Verblingは語学学習サービスで、英語とスペイン語のグループレッスンかプライベートレッスンとかを提供してるらしい。なんでこれが話題になっていたかというと、グループレッスンが全部無料で公開されているから。

 

そういうわけで英語のグループレッスンをいくつか観てたんだけど、日本のネット英会話とはまあわりと状況が違って面白かった。一番大きい違いは講師が大体アメリカとかのいわゆる英語圏に偏っていて、生徒の国籍が豊かなところだと思った。生徒はちょっと観ただけでもアジアから中東、南米の受講者がいた。

日本のサービスではフィリピン人講師を使っているサービスが多いようにみえる。DMM英会話などではセルビアなどの東欧の講師などもたくさんいたが、セルビア公用語セルビア語のようなので英語は外国語になる。また、基本的に日本人向けのサービスが多いので生徒の国籍はほぼ日本人だろう。

 

Verblingにも日本人受講者はいるらしいし、ネイティブ志向が強い人なんかは海外のオンライン英会話サービスを利用するのが良いのかもしれないと思った。

個人的には、Verblingは料金が高いしグループレッスンは自分がしゃべる時間が短いなど微妙な点が結構ある気がするので、プライベートレッスンスタイルでなおかつ安い日本の英会話サービスで目下十分な気がする。

 

ところでDMM英会話が来年1月から結構値上げするらしくて予算の都合上困ったのでとりあえず11月分までで一旦退会した。

来月からはネイティブキャンプを使ってみようと考えている。